最後から二番目の真実

主にミステリの感想

密室キングダム

柄刀一といえば丁寧に、そして大胆なトリックで楽しませてくれる作家さんです。今回はタイトルの通り密室また密室の連続殺人事件です。三重密室に和室の密室、被害者が密室の外にいたりと合計五つの密室が豪華絢爛に現れます。

その一つ一つが丁寧に解きほぐされていく過程は非常に美しく、作者の高い実力が感じられます。ラストにはあまりにも意外な人物が現れて、すべての違和感を解消させてエピローグで余韻を残しおわります。

作中の言葉の通り「昭和という時代」を感じさせる話でした。

密室キングダム 密室キングダム
柄刀 一 (2007/07)
光文社

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