最後から二番目の真実

主にミステリの感想

ぐるぐる猿と歌う鳥

久々のミステリーランド。これで残っているのは本当の遅筆作家ばかりになりました。完結まであと五年くらいかかりそうです。

さて、この「ぐるぐる猿と歌う鳥」ですが、ジュブナイルらしい少年少女の冒険劇です。不思議な少年パックの存在が上手く話を回していて、ページをめくる手が止まりませんでした。タイトルになっているぐるぐる猿や鳥の表現はパッと絵が見える爽快感があります。主人公の過去の事件に関する謎も意外性たっぷりです。

全体は本当に面白いのですが、もっとパックたちの活躍が読みたかった。連載漫画の第一話のようなもう少し話がほしい感じになっているのが残念。ぜひ続きを書いてほしいです。

ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド) ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
加納 朋子 (2007/07/26)
講談社

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