最後から二番目の真実

主にミステリの感想

敗北への凱旋

敗北への凱旋 (講談社ノベルス レA- 2 綾辻・有栖川復刊セレクション)敗北への凱旋 (講談社ノベルス レA- 2 綾辻・有栖川復刊セレクション)
(2007/08)
連城 三紀彦

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戦後起きた中国人女性による殺人事件。痴情のもつれによるものと思われていたが…


めくった1ページ目から引き込まれる、叙情あふれる文章にまず作家連城三紀彦の力が感じられます。話が進んでいくと暗号ものだとわかるのですが、そのミステリとしての面白さ、トリックの完成度も素晴らしい。しかし、話に感動して、もうこの1冊が復刊されて良かったと思えるものです。