最後から二番目の真実

主にミステリの感想

銀輪の覇者 (下)

銀輪の覇者 下 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-2) (ハヤカワ文庫 JA サ 8-2)銀輪の覇者 下 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-2) (ハヤカワ文庫 JA サ 8-2)
(2007/08/25)
斎藤 純

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あっという間に読み終わってしまった。前回、少々スピード感に欠けると書いたがそれは間違いでした。最終章近くの疾走感はすばらしかった。

一癖も二癖もある選手たちが「走る」ために一致団結して走っていく姿は感動的で、胸にこみ上げるものがありました。軍部、特高の暗躍や山師の主催者などの暗躍も話を盛り上げラストに収斂させていく要素になっている。

このミス5位の前評判に違わぬ冒険小説、自転車小説の傑作です。