最後から二番目の真実

主にミステリの感想

末は博士か大臣か、はもう大分前から崩れていた

http://pegasus.phys.saga-u.ac.jp/UniversityIssues/part-timer.html

を読む。
信州大学の勝木先生によりある非常勤講師の実態が描かれている

経歴は十分なものを持った一人の博士が非常勤で忙しく講義をしながら実験を進め研究を前進させていく姿がそのままに描写されている。

研究者の場合はこれは過酷。自分も塾講師で体験したが、授業は1日4コマが限界だった。5,6コマの授業を連続して持つと疲れが取れない。3コマは余裕はあるもののこのまま1日を終える作業に入りたくなる。体力を使う実験は正直あまりやりたくなかった

そのことを考えるとTさんは年齢のことを入れればなおさらすごい人だ。

研究者なら1日2コマがもてる授業の限界だと思う。そんな中毎日実験を進め、土日に出勤して研究成果をコンスタントに発表されているのは本当にすごいと思う。

でも、正直大学はこのような熱意ある人にポストを与えないのはもったいなさ過ぎる。
大学教授の年収は1000万を越すそうだが、正直今の時勢を考えると800万程度まででより多くの人を雇える制度に転換できないだろうか?

せっかく博士号をとった専門知識の鬼を生かせないのはもったいない。何のための教育か。

今、日本には多くの博士がいる。そのなかで旧態依然の雇用体制、より悪化したポスドク制。大学の改革を急がないとだめになるのは目に見えている