最後から二番目の真実

主にミステリの感想

裁判員法廷

裁判員法廷

裁判員法廷

裁判員をテーマにした短編集。

「審理」
裁判員を絡めているものの非常にオーソドックスなミステリ
裁判員から見た裁くことの難しさ、重みがでている

「討議」
裁判員達の討議を中心としたもの。
如何に討議を作品に絡めるか苦心したことがわかる。
なかなかに面白く、個人的には一番。
技巧的にはかなりこっている。監視カメラ。死因。込み入ったトリックをよく裁判員と絡めたと思う

「自白」
転調して今までとは違う見方で楽しませてくれる。
とはいえ技巧に走りすぎて、裁判員が薄くなっている感じもする
ただ、裁判員ものを3作読ませるものにし、さらにマンネリ打破となる一編になっていて面白い。できればもう一編この作品の後に欲しかった