最後から二番目の真実

主にミステリの感想

殺意は青列車(ブルートレイン)が乗せて -柄刀一


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謎解き自慢の諸君、かかってきなさい!
<柄刀ミステリーの傑作誕生!>
誰にも見えない車両、誰にも見えない行き先
ミステリートレインはなぜ消えた?
奇妙な黄色い部屋、謎の黒い火の玉……。天才・天地龍之介(あまちりゅうのすけ)の行くところ怪事件がある。極めつけは、鉄道ダイアグラムの魔術師が企画したミステリートレインの乗っ取り事件! 乗客が行き先・ルートを当てるイベント列車に爆弾が仕掛けられたのだ。龍之介と従兄弟の光章(みつあき)は車中の後見人を救おうとするが、列車がどの路線からも発見できない。どこへ消えてしまったのか? しかも、光章の恋人・長代一美(ながしろかずみ)が犯人に捕らわれて……。龍之介、博覧強記の頭脳でこの大ピンチをどう切り抜ける!?(amazonより引用)

 表題作含め中々面白いトリックでした。科学ネタだけでない(いいかどうかは分からないですが)トリックはありがちといえばそうなんですが、それを生かす状況設定の上手さが不満を持たせないようになっています。

正直、その設定は後々考えると機械的に考えられたように感じますが謎を上手く引っ張ることで隠せているのではないかと思います。なにより龍之介に関する話がきちんきちんと進んでいくのはいいですね。