最後から二番目の真実

主にミステリの感想

秋期限定栗きんとん事件 -米澤穂信

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)


秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)


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ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ―。amazonより引用


前回の結構意外な終わり方からどう話を転がすのかが気になっていた本作。意外に想定内と言うか順当な話運びでした。起承転結と言うよりは起転承結の承と言った感じ。


放火犯のネタは結構面白く、やはり結構な地力を持っているなぁと感心します。とはいえ今一描写が薄い気がしますがそこは作者の個性といったところ。個人的に痛かったのは前回から間が空いて登場人物を忘れていたこと。堂島って誰だ?と思ってしまいました。