最後から二番目の真実

主にミステリの感想

騙し絵の檻 -ジル・マゴーン

騙し絵の檻 (創元推理文庫)

騙し絵の檻 (創元推理文庫)


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無実だとの叫びもむなしく、ビル・ホルトは冷酷な殺人犯として投獄された。それから十六年後、仮釈放された彼は真犯人を捜し始める。自分を罠に嵌めたのは、誰だったのか? 次々に浮かび上がる疑惑と仮説。そして、終幕で明らかにされる驚愕の真相! 現代本格ミステリの旗手が、底知れぬ実力を世に知らしめた衝撃の出世作。amazonより引用

海外では「名探偵皆を集めてさてと言い」な本格作品は絶滅状態と聞いていましたがこんな傑作があるとは!


海外作品特有の雰囲気や語り、その中に大胆に潜む伏線。「名探偵皆を集めてさてと言い」空始まり一人ずつ容疑者をつぶしていく作業、全ての容疑者が消えたところラスト10ページで明かされる怒涛の真相。これは人気通りの期待を裏切らない傑作でした。


ストーリー的にも過去と現在を交互に入れながらの映画的ストーリーテリングやジャンとの恋愛模様などミステリ的な要素以外にも楽しめました