最後から二番目の真実

主にミステリの感想

肺魚楼の夜 -谺健二

肺魚楼の夜

肺魚楼の夜


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「冬景楼」と呼ばれる館で奇妙な事件が発生した。
一人の女性が首を絞められ、現場にいたもう一人の女性は、魚の化け物が襲ってきたと証言。さらに不可思議な現象が起きたという。探偵・有希が事件の謎を追うが……?(amazonより引用)

赫い月照から三年経った頃、探偵の有希が出くわした怪事件。巨大な肺魚が人を食うという風変わりな事件が起きた。


と言うことで谺健二氏の作風どおり今回も阪神淡路大震災を根っこに持つストーリー。どこかのバラエティで見たような肺魚のエピソード。これだけならまぁ飽きもくる話しなのですが、(実際真相の開示まではそれほど引き込まれるものではなかったのですが)ラストの口を閉ざしていた被害者のその理由と、震災から10年を経て変わっていく有希の姿でほろりと来たので評価が上方修正。


やっぱり赫い月照のインパクトがでかかったので、それに関連したエピソードがくると胸に来ます。