最後から二番目の真実

主にミステリの感想

奇蹟審問官アーサー 死蝶天国 -柄刀一

奇蹟審問官アーサー 死蝶天国 (講談社ノベルス)

奇蹟審問官アーサー 死蝶天国 (講談社ノベルス)


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朽ちぬ死体と生きる屍、アルプスに轟く獣の咆哮、千里眼を持つ女性…。世界各地で次々と報告される「奇蹟」の真偽を判定するため、若き奇蹟審問官・アーサー・クレメンスは、ヴァチカンより放たれた。怜悧な論理力と深き信仰心をもって彼は「超常現象」に挑む。著者渾身の、あまりに壮大な本格ミステリー。(amzonより引用)

収録されているのは
・バグズ・ヘブン
・魔界への十七歩
・聖なるアンデッド
・生まれゆく者(バースマーク・テリング)のメッセージ

の四編。生まれゆく者のメッセージは書き下ろしになります。
ミステリ的な趣向やアーサーシリーズ独特の味わいを求めるとなると「魔界への十七歩」が一番になります。が、ただ今回は「生まれゆく者のメッセージ」がとても面白かった。短編のなかにアーサーシリーズらしい宗教を絡め、輪廻転生とミステリーが融合していて(安易かもしれませんが)感動的でした。