最後から二番目の真実

主にミステリの感想

魔夢十夜 -小森健太朗

魔夢十夜 (ミステリー・リーグ)

魔夢十夜 (ミステリー・リーグ)

ルームメイトから頼みを受けた丹崎惠が自殺した女子生徒の足跡を調べるうち、学内にカルトめいた集団があり、自殺した女性がそれに関わっていたらしいことを知る。それが引き金であったかのように事件は始まる。学校近くのホテルで生徒が変死体で発見され、さらにふたりの女子生徒が何者かに突き落とされたのだ。しかも死体は二重に折り重なっていた。いったい学院ではなにが起こっているのか。俊英が真正面から挑む渾身長編。(amazonより引用)

すっかり評論家のイメージが着いていた小森氏の長編。どうやら「ネヌウェンラーの密室」の続編に当たるようですが別に未読でも大丈夫でした。


ミステリとしては非常にさっぱりとしたトリックとばればれな犯人なためこれといった点は無いように感じますが、むしろ、易や暗号、秘密サークルといった状況のほうが面白かった。


女子高生の描写は生き生きとしているし可読性は高く一つの青春小説としてお勧めしたいぐらい。ファンタジー+ミステリの作品群の中では大分成功している部類では?振り返ってみると結構な人数の高校生が出てきましたがどれもはっきりキャラが立っていて識別に苦労しなかったということは作者の力量が高いからでしょう。本当にあっという間に読めました。

お勧め


けど誤字が多いのはいかんでしょう。さすがに