最後から二番目の真実

主にミステリの感想

真夜中のタランテラ -麻見和史

真夜中のタランテラ (ミステリ・フロンティア)

真夜中のタランテラ (ミステリ・フロンティア)

野外劇場の搬入口近くのベンチで発見された、「義足のダンサー」として有名だった桐生志摩子の奇妙な死体。現場は、彼女が自らの人生を重ねてきた、アンデルセンの童話『赤い靴』になぞらえられたような状況であった。健常だった右足は切断されて行方不明。そして彼女の左義足と、持ち主不明の謎の右義足が、彼女のトレードマークであった赤い靴を履かされ、舞台に放置されていた。まるで義足が、赤い靴の呪いで踊ったかのように----。
彼女の夫から相談を受け、義肢装具士の香坂徹と妹の奈緒、そして再生医療の研究者である鴇圭一郎は調査を開始するが、事件は予想もしない展開を見せる......。
鮎川哲也賞受賞作家による、渾身の傑作ミステリ!(amazonより引用)

あからさま過ぎるなぁ。ヒントが余りにそのまま出されているので露骨なミスリードなのかと思ったらそのまま犯人なのはいただけなかった。

とはいえ義足に関する薀蓄はかなり面白く、深く知る良い機会になったと思います。もう少し義足がトリックなんかのミステリ部分に深く関わってきていると良かったのですが、それを除いてみるとどうして中々悪くない。途中のサスペンスは非常に面白い!誰が犯人かわからないような描写(真犯人がバレばれすぎて逆にわからなくなったのかもしれないですが)とサスペンス方面に振った作品が読みたいなぁ


この作品は凡作ですが……