最後から二番目の真実

主にミステリの感想

密室ロジック -氷川透

密室ロジック (講談社ノベルス)

密室ロジック (講談社ノベルス)

会議室の死体×衆人環視の現場=究極の不可能犯罪

殺される前も後も室内には被害者ひとりきり。
左右の廊下には複数の人間が、非常口の前には監視カメラが出入をずっと見張っている。
こうして密室状況は作りだされた。
一見平凡な殺人事件は、論理的に不可能犯罪へと飛躍したのだ!
最終章に登場する”彼”の研ぎ澄まされた論理が眩(まばゆ)く光り輝く純粋本格ミステリ。(amazonより引用)

氷川氏の悪いところが抑えられ、長所であるロジックの見せ方が印象に残った。


Whyには目もくれずひたすら「誰に犯行が可能だったのか」だけを切り取ったからこそこの作品は面白い。最後に見せられる論理の着地点も作中にあるとおり「犯行が可能だがどうやったのか」は明かされないのだがだからこそどこか数学の証明のような意外な補助線の美しさがある

正直この路線をひたすら続けていってくれたらよかったのに