最後から二番目の真実

主にミステリの感想

十一月は天使が舞い降りた見立て殺人 -霧舎巧

十一月。文化祭実行委員を務める琴葉と棚彦。本番に向けて準備が進むなか、何者かを狙って空から臼が落ちてきた。女生徒に届いたメッセージは、天使からの“殺人予告”なのか。それとも「ミス霧舎学園」を決めるエンジェルクイーンコンテストが標的なのか。学園ラブコメディーと本格ミステリーの二重奏、「霧舎が書かずに誰が書く!」“霧舎学園シリーズ”。十一月のテーマは見立て殺人。(amazonより引用)

刊行ペースが遅すぎてライトノベルとはいえない気がする、そんなシリーズ。今回のおまけは文化祭パンフと文化祭実行委員の名刺。これまたうまく考えられたトリックが仕込まれています。

パンフひとつにトリックを作りこむ作者の努力に尊敬の念を持ちますが、お話の滑り振りに相殺されるのが霧舎氏らしい、っちゃらしい。というか見立てに気づかれなかったらどうしてたんだろう。こんな見立て気づいたほうがすごいわ

ストーリーとしては同時刊行の十二月に繋がっていくように終わっているので、まだ評価は保留ながらもこのシリーズどおり「ミステリとしては合格、ストーリーは微妙」な感じになりそうですが。ただ、個人的にはもうこれでいいような、これがいいような気がしてきました。


ありだよあり。