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最後から二番目の真実

主にミステリの感想

ムガール宮の密室 -小森健一郎

ムガール帝国の重臣が衆人環視のなかで殺された。誰も逃げ出せないはずのエリアにいたのは王位継承者の王子。次代の王が殺人容疑者となる異常事態のなか、宮廷に出入りしていたひとりのスーフィーが異議を唱える。彼の示した“道”をたどり、不可能状況に光りがさし、王子の容疑は晴れたのだが、皮肉にもそのために帝国は闇へ向かってゆく…。本格ミステリーとムガール帝国の王位継承にまつわる史実を融和させた書き下ろし長編。(amazonより引用)

ミステリというよりは歴史もの。トリックそのものはシンプルだが、これ自体サルマッドの人間性を語るために必要なものなのであまり複雑なのもどうだろう。ということでこのトリックはありだと思う。

その後の歴史の流れは興味深いもののイマイチ乗れないのは年表のようなさくさくとした進み方のせいかもしれない。もう少し書き込んでもいいと思うんだけどなぁ

奇矯な聖人サルマッドとそのルバイヤートが読めることに価値が見出せるとよいのかね

そんな感じ