最後から二番目の真実

主にミステリの感想

苦いオードブル -レックス・スタウト 矢沢聖子訳

苦いオードブル (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1797)

苦いオードブル (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1797)

老舗食品会社は揺れに揺れていた。看板商品である瓶詰オードブルへのキニーネ混入事件が続いたのだ。苦くて食べられない製品に、評判はがた落ち。しかもその騒動のさなか、今度は社長が殺される。第一発見者は、キニーネの件を調査していたエイミー。女性探偵ドル・ボナーの事務所で働く新人の彼女は、あまりの事態に動転し、偶然知り合ったテカムス・フォックスに助けを求めた。名探偵として鳴らすフォックスは、彼女を窮地から救うべく、ニューヨーク中を駆けまわる。巨匠スタウトが生んだもうひとりの名探偵、テカムス・フォックス颯爽登場。(amazonより引用)

かっこいい探偵が渋い魅力を見せつつ、時には張ったりを時には力技ではたまた知略で事件を追っていく、というもの。


出てくる面子が「美男美女」と「オヤジ、オバサン」に大別でき、美男美女組は性格が良いのにおっさんおばさん組が性格悪く書かれていて「おいおいこれは良いのか」と思わなくもないのですが、

読んでいるとその辺りは正直気にならなかったなぁ。どの人物も一生懸命に動いているわけでそれがカッコよかろうと無様だろうと人でなしだろうとこの部分に関しては共通しているので不快感がなかったのかな、と。


最後はハッピーエンドで締められているのも良かった。どこかカウボーイのような西部劇のような粋な物語でした

よし