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最後から二番目の真実

主にミステリの感想

蝦蟇倉市事件2 -秋月 涼介, 北山 猛邦, 米澤 穂信, 村崎 友, 越谷 オサム, 桜坂 洋

海と山に囲まれた、風光明媚な街、蝦蟇倉。この街ではなぜか年間平均十五件もの不可能犯罪が起こるという。マンション、レストラン、港に神社、美術館。卒業間近の大学生、春休みを迎えた高校生、会食中の社会人、休日を過ごす教師。舞台も人も選ばずに、事件はいつでも起こっている―。様々な不可思議に包まれた街・蝦蟇倉へようこそ!今注目の作家たちが、全員で作り上げた架空の街を舞台に描く、超豪華競作アンソロジー第二弾。(amazonより引用)

まぁあかんわ。どの作家も構図が似たり寄ったり。

北山猛邦「さくら炎上」
比較的普通、動機のwhyを軸にした青春モノ。可もなく不可もなく。アンソロジーの一本にちょうど良い。つまり無難、ぎりぎりセーフ


桜坂洋「毒入りローストビーフ事件」
落ちもひねりもない出た瞬間終了するネタがクソ。もう少し体裁を整えて欲しい。結構ひどい


村崎友「密室の本 -真知博士 五十番目の事件」
要は「夏の名残りの薔薇」。だいぶクソ。もう少しネタを考えて作って欲しい


越谷オサム「観客席からの眺め」
論外


秋月涼介「消えた左腕事件」
捨てトリックに使うべきショボネタ。落ちもひどい。作者の姿を他で見ないのも納得。


米澤穂信「ナイフを失われた思い出の中に」
これも厳しい。「さよなら妖精」が好きな人が読むと楽しいだろうがそれだけ。旨みは少ない


総じて「おまえらアホかよ」と言いたくなる話ばかり。思春期をこじらせすぎるとこうなるのかもしれないが、それがあまりにも拗らせすぎているのでリアリティを感じない。もう少しそのあたり誰が読者層なのかを考えて欲しい。中学生は正直あんま読まんと思うよ、これ

手抜き、練り直しをして欲しい。これで金をどうしてとれると思ったのか。最大の戦犯は編集者。全員に書き直しをさせても良い。こんなもの金を取ってもいいレベルでない。