最後から二番目の真実

主にミステリの感想

七番目の仮説 -ポール・アルテ 平岡敦訳

七番目の仮説 (ハヤカワ・ミステリ 1815 ツイスト博士シリーズ)

七番目の仮説 (ハヤカワ・ミステリ 1815 ツイスト博士シリーズ)

ペストだ! その一言に、下宿屋の老夫婦は戦慄した。病に苦しむ下宿人の青年を囲んでいるのは、中世風の異様な衣裳に身を包んだ三人の医師。担架で患者を搬出すべく一行が狭い廊下に入ったとたん、肝心の患者が煙のように担架の上から消え失せた! 数刻後、巡回中の巡査が、またしても異様な姿の人物に遭遇する。言われるままに、路地に置かれたゴミ缶の蓋を取ると、そこにはなんと……だが奇怪きわまる一夜の事件も、実はさらなる怪事件の序章に過ぎなかったのだ。それはさすがのツイスト博士も苦汁を舐めさせられる難事件中の難事件だった(amazonより引用)

う〜んシンプル。他の作品と同様に今回も中々シンプルなトリックだ。バケツから忽然と出現する死体は意外にシンプル。実際の手品もこんな感じなのかなぁ、と思わせる説得力ある単純さ。

複雑にどんでん返しが繰り返される作品故どうしても最後の真相のさらに裏を想像してしまうのがどうしても問題だなぁ。説得力あふれる仮説が出ては消え、出ては消えして結局最後の最後、真相の説得力を減らしちゃうんだよねぇ。

20世紀のロンドンにペストという組み合わせがかなり絵的にかっこいいのがいいね。

面白い