最後から二番目の真実

主にミステリの感想

泥棒はライ麦畑で追いかける -ローレンス ブロック 田口 俊樹訳

タイトなジーンズに男ものの白いドレス・シャツ、茶色の髪をポニー・テールに結い大人の色香を漂わせた女性は、バーニイに手紙を盗んでほしいともちかけてきた。これまで正体を隠し続けてきた著名な作家が、正体を暴かれかねない手紙が競売にかけられるのを阻止したいというのだ。女性の魅力に参り依頼を引き受けたバーニイは、手紙の所有者の住むホテルの部屋に忍びこんだ。ところがそこで彼が見つけたのは、こともあろうに他殺死体だった…またもや自分の潔白を証明するために才能を発揮する羽目におちいった泥棒バーニイの華麗な名推理。(amazonより引用)

ありとあらゆる出来事が最後へと収束していく様は圧巻。相変わらずユーモアはおもしろい、それも2ページに1個はあるんだから読んでいて飽きない。

今回は
・ルビーを盗んだと思ったらすでに盗まれたものを盗んでいた
・古書店に興味を持つ男性
・キャロリンの新しい彼女
・フェアボーンの手紙を探す女性
パディントンホテルで新聞を読んでいた男性
・ホテルのフロント
えーと、あとは誰だ?作品に登場するほぼ全員が何らかの形で事件に関わっているのはすごい。こいつはかなりの傑作だと思うわ

盗まれた手紙に不可解な殺人、そこに多くの出来事が被さって混乱の局地からするすると謎が解けるこの快感は国内作品でも滅多に味わえない楽しさ!

こいつは傑作だ