最後から二番目の真実

主にミステリの感想

泥棒は図書室で推理する -ローレンス・ブロック 田口俊樹訳

泥棒は図書室で推理する―泥棒バーニイ・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

泥棒は図書室で推理する―泥棒バーニイ・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

恋人にふられたバーニイは、傷心を癒すため、古い屋敷を改造した片田舎の英国カントリーハウス風ホテルへ―もちろんそんな殊勝なバーニイではない。狙いはホテルの図書室。そこには、かのレイモンド・チャンドラーが、ダシール・ハメットに贈ったというコレクター垂涎のサイン本が、人知れず眠っているのだ。もし発見すれば、その価値(推定)二万五千ドル!“親友”のキャロリンと愛猫のラッフルズを伴い、屋敷に乗り込んだバーニイだが、大雪に閉ざされた屋敷で殺人が…かくして、またしても、探偵の才能を心ならずも発揮する羽目に。(amazonより引用)

うまいミスリードに脱帽!まぁ途中まで何でこの題材でチャンドラーとハメットなのか疑問だったが最後には納得。なるほどね、イギリス由来の古典的なミステリとチャンドラーやハメットのハードボイルドなミステリの両方への敬意がこめられてるってわけね。


この題材への敬意の払い方はかなりすごいし、面白い。よく考えられてるけど、その使い方が適当というかアバウトというか、作者自身も最後のほうで言及しているけどいろいろと事件の解決が適当すぎる。証拠も何もなく適当に犯人当てするのはちょっと適当すぎる。

そこを除いてユーモアミステリと見れば素晴らしきマンネリズムが面白い。
そういうこと