最後から二番目の真実

主にミステリの感想

モノクロームの13手 -柄刀一

加門耕次郎が気がつくと、見たこともない異様な世界にいた。荒れ果てた大地、濁った空、そして大地に描かれたマス目に配置された人々―。たくさんの人々が倒れている中、目覚めているのは4人だけ。生者の上空には白い丸が、死者の上空には黒い丸が浮かんでいた。どうやら、この世界はオセロゲームのルールに則って生死が決定されるらしい。圧倒的に不利な状況の中、神の手に対抗し、より多くの人々を甦らせる逆転の手はあるのか?一手ごとに緊張感が高まる中、加門たちの運命は。(amazonより引用)

うーん、落ちが落ち切れてないよねぇ。オセロを舞台にしたゲーム小説として、設定や人間模様は結構良い。最後の方になるにつれ主要な人物のみを描写するのは、ひっくり返された(生き返った)大量の白の人たちを描写してたら鬱陶しいだけなので有りだと思う。

最後の「個人の最善手」と「全体の最善手」の葛藤も良い。恋愛や生前?の因縁が適度にスリルとダイナミックさを生み出しているし。

でも最後の落ちがなぁ。何もなくただ終わったんじゃ、おもしろみがないなぁ

残念