最後から二番目の真実

主にミステリの感想

もろこし紅游録 -秋梨惟喬

神行法縮地術をもって瞬く間に町並みを過ぎ運河を飛び越え、目にも留まらぬ早業で数多の敵をなぎ倒す。武は超一流、頭脳明晰、黄帝由来の銀牌をちらつかせれば何事も自由自在。抜群の身体能力と天下御免のアイテムに恵まれた“銀牌侠”は、今日も旅の空で弱きを助け強きを挫く。虚実ないまぜの中華世界を舞台に描く笑いあり涙ありの銀牌侠伝説、『もろこし銀侠伝』に続く第二集。(amazonより引用)

もろこし銀侠伝の続編がようやく?出版。今回は甫公英は最初にちらっと出てくるだけで、ほとんどは単発の作品を銀牌でつなげた形式。

その分一見して銀牌侠が誰かわからない話があったり、全く銀牌が出てこなかったり。ポイントをずらす意外な面白さがある。武侠小説らしいさっぱりとした描写はテンポの良い読み方になりスピード感が楽しい、大胆なトリック、伏線は丁寧に張られつい最初から読み直してしまう。

かなり満足。来年のランキングにくるんじゃない?