最後から二番目の真実

主にミステリの感想

探偵学入門 -マイクル・Z・リューイン 

この一冊であなたも探偵になれる…かな?一家全員探偵業、おなじみ探偵家族のルンギ・ファミリー。今日も今日とて、難(?)事件を追ってバースの町を駆け回る。素行の怪しい息子の調査、娘についた悪い虫の撃退、謎の電話不正使用事件、さらには強盗にも遭遇…一家の多忙な毎日を描く6篇をはじめ、世界短篇コンテストで入選した最初期作品「まちがい電話」など秀作21篇を収録した、初の短篇集。御存知パウダー警部補、のら犬ローヴァー、アメリカ合衆国副大統領ダニー・クエイル、ミスター・ハード・マンなど多士済々のキャラクターも集結して、リューインの楽しい世界にご招待。(amazonより引用)

まったりとした短編集。何が面白いかというと、格別何が優れている訳でもないのに気がつけば1編読み終わっている文体が面白い。

探偵家族の短編はやはりほのぼのとした「サザエさん」的面白さとミステリのずらした面白さの融合が楽しい。のら犬ローヴァーは人間社会への皮肉がぴりりと効いていてにやりとする。ダニー・クエイルは、これは皮肉とスラップスティック・コメディーの融合か。

一つ一つに正直むらが有るのは事実だが、そのむらがリズムを生み出してもいる。デメリットとメリットは裏表。楽しいものは、楽しくないことまで楽しく感じることだと、改めて実感。

酒を飲みながらどうぞ。