最後から二番目の真実

主にミステリの感想

不思議なミッキー・フィン -エリオット・ポール 今本渉訳

パリ訪問中のアメリカの大富豪ワイス氏が姿を消した。モンパルナスの芸術家たちの後援者の危機に、若きディレッタント、ホーマー・エヴァンスは仲間と共に捜査に乗り出す。大戦間のパリを活写し、吉田健一も絶賛したユーモアミステリ・シリーズ第一作。(amazonより引用)

これは愉快な作品。出だしから最後まで、徹頭徹尾ユーモアにあふれた作品でトリックらしいトリックはない。ただ、いろいろな事情で複雑に絡まる犯罪が出来上がったしまったという点でミステリという体裁を作っている。

何でも出来るから何もしないホーマー。だらだら遊んで暮らしていたところへパトロンの視察があるとの事で慌てる画家の友人を助けようと、ホーマーが知恵を使ったら予想外にパトロンが期限を良くし、大金を得る。喜んでどんちゃん騒ぎしている合間にパトロンは誘拐されて……

吉本新喜劇のようなコテコテの展開もあれば、銃撃戦もあり、んーユーモアの名の下出来そうなことは全部やっているのがとても面白い。

いいねぇ。