最後から二番目の真実

主にミステリの感想

道化の町 -ジェイムズ・パウエル

道化師ばかりが暮らす町で発生した殺人事件。被害者はもちろん道化師、凶器は投げつけられた毒入りパイ。EQMM読者賞を獲得した表題作ほか、巨人殺しのジャックが持ち帰った金の卵を産むめんどりの盗難事件など、短篇ミステリの名手、本邦初の傑作集。(amazonより引用)

・最近のニュース
 妄想癖のある妻の突飛な妄想がどれも現実だとしたら…… 最後の1行はユーモアにすら感じる。

・時間の鍵穴
 話は暗いながらも「時間の鍵穴」がそこらにあれば人生もっと楽しくやれるだろうに、と思わせてくれる。ドラえもんチックなところがイイ。

・道化の町
 町の人が全員道化師。なのでやたらにオーバーアクションだし、ネタのきっかけがあれば全員ぼける。真っ赤な付け鼻は必需品だし、パントマイムの人は透明な家具で生活する。ファンタジーミステリかく有るべし、といった風情。発想を論理的に落とし込む面白さ。