最後から二番目の真実

主にミステリの感想

覇王の死 -二階堂黎人

 

 >>

<貴方の不要な命を高価買い取りします>
奇妙な広告にいざなわれ、毒島法律事務所へ出向いた極貧青年・青木俊治。彼は弁護士から自分が資産家・邑知家の血を受け継ぐ尾崎智仁(故人)と瓜二つであることを聞かされ、邑知家乗っ取り計画を依頼された。
悪魔の誘惑に心奪われた青木は、智仁になりすまして能登半島の眞塊村へと向かう。だが待ちうけていたのは青年の命を脅かす惨劇!
村を襲う化物、狂気にかられる村人、猟奇殺人、魔王ラビリンスからの殺人予告、密室殺人……。
外界から閉ざされ、多くの因習が残る村で、美しき名探偵・二階堂蘭子は真相に辿りつけるのか? そして<蘭子vs.ラビリンス>最後の戦いへ! 

<< 

え、これで終わり?まじで、何この打ち切り漫画。

 

解決編までは中なかいい感じ、日本の裏寂れた場所に外国人ばかりの村がある、という興味のそそる設定。宇宙人を思わせるように目が光る少年。疑心暗鬼へ落ちていく村人。一方でその村のすぐそばでは村の後継者争いが始まりだし…… 

 

起承転結の起承までは間違いなく面白い。古典的な後継者争いにどう外国人ばかりの村が絡むのか、魔術王の狙いは何なのか。在りし日に少年探偵団を読んでワクワクした気持ちを思い起こさせる展開に興奮。二階堂氏らしい誇張のすぎる表現は微妙だが、何が起きるか分からない感じはいいぞ。

 

で、転結と来て唖然。まじでこれで終わり?魔術王あっさりと死にすぎじゃない?ていうか蘭子が帰ってきたのに事件が起きてないぞ。お前何しに帰ってきたの?

 

本当、打ち切り漫画じゃないんだから。