読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

最後から二番目の真実

主にミステリの感想

危険がいっぱい デイ・キーン 松本依子 (翻訳)

危険がいっぱい (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1722)

危険がいっぱい (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1722)

>>

ふとしたはずみで妻を殺してしまった青年弁護士マーク。警察だけでなく、大物ギャングである妻の兄が放つ追っ手からも身を隠し、西海岸からシカゴまで逃げのびてきた。罪の意識にさいなまれ、ぼろぼろになったマークが転がりこんだ救済院で出会ったのは、金持ちの若き未亡人メイ。彼女に拾われ、運転手として雇われたマークは、郊外の屋敷に住みこむことになる。だが、窓にことごとく板が打ち付けられた屋敷で世間から隔絶して暮らすメイには、思わぬ秘密が隠されていた…パルプフィクションの知られざる名手が贈るサスペンスに満ちた傑作。 (amazonより引用)

<< 

 映画の方は見たことがないのだが、設定から話の作りまでかなり映画的。教会でぶつくさ文句を言いながら妻を殺してしまった事を思い出す最初の引き、エロチックな未亡人と出会って享楽的な生活を楽しむ中盤、怒濤のどんでん返しと奇妙な終わり方。起承転結がしっかりとした物語って本当に楽しい。

 

文章も 抑制的ながらしっかりと重要なポイント、精神に与える影響を考慮した文章はいいね。本当、「映画的な小説」がこれほど面白いとは。