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最後から二番目の真実

主にミステリの感想

綺譚の島 -小島正樹

綺譚の島 (ミステリー・リーグ)

綺譚の島 (ミステリー・リーグ)

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風もないのに大木が揺れ、魚たちが大量に死に、海が真っ赤に染まり、
そして土中からは鈴の音が……。
かつての「よそもの殺し」の島に伝わる奇異。
そして繰り返される不可解な島民の連続死に「解答」はあるのか? (amazonより引用)

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基本的にこの作者の作品は、「凄いトリックが使われるけど得られる効果がショボイ」ってのがあるけどこの作品もそんな感じ。

 

無茶苦茶な状況が発生(たどり着けないはずの島で殺人事件が起きたり、風もないのに木が揺れて、池に浮かぶ花びらがよく見ると宙に浮かんでいたり) するんだけど、一つ一つは別にそこまで無茶な状況じゃないんだよね。島田荘司的な奇想はあるんだけど、情景がショボイというか。でもトリック自体は大技で好きなんだよね。うーん。

 

登場人物も現実味があって共感できるタイプではないし、誇張されたマンガ的な人物でもない。地味なんだよね。

 

トリックはいいんだけど、もう一皮むけて欲しいところではある。なんかものすごく大げさに普通の事をする人、という印象が抜けきらない。