最後から二番目の真実

主にミステリの感想

完全・犯罪 -小林泰三

完全・犯罪 (創元推理文庫)

完全・犯罪 (創元推理文庫)

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「本来、これはわたしが貰うべき賞だったのだ!」ライバル、水海月博士に研究発表で先を越された時空博士。憤慨した博士は、自ら開発したタイムマシーンを活用して過去の水海月博士を殺害しようと目論む。念のため、自分に鉄壁のアリバイがある日時を犯行時刻に設定したのだが―。表題作の「完全・犯罪」をはじめ、驚きと恐怖、黒い笑いが詰め込まれた全五篇のミステリ短篇集。 

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SFやミステリというより一つの着想を元にしたショートショートといった感じ。長さは短編ですけど。

 

・完全・犯罪

タイムマシンを 使用した完全犯罪をもくろんだものの、その結果発生した「もう一つの未来」から自分が現れて…… 未来分岐型のタイムトラベルならこんな収拾のつかない事態に陥るかも。とてもヘンテコな感じ。

 

・ロイス殺し

結構真面目なミステリ。人の行動を上手く密室殺人につなげていて好感触。火刑法廷を元にしているそうだが、私は未読なためつながりは不明。殺人にいたるエピソードはかなり面白い。

 

・双生児

名前を入れ替えていた双子の話。アイデンティティと名前の関係を考えるとこういった作品も成り立ちそう。「裸者と裸者」シリーズの椿子と桜子のようなものか。

 

・隠れ鬼

世にも不思議な物語にありそう

 

・ドッキリチューブ 

 世にも不思議な物語にありそう