最後から二番目の真実

主にミステリの感想

ゴーグル男の怪 -島田荘司

ゴーグル男の怪

ゴーグル男の怪

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「そいつ、両目の皮膚が溶けたように真っ赤なんですよ…」煙草屋の老婆が殺された濃霧の夜、ゴーグルで顔を隠した男が、闇に消えた…。死体の下から見つかった黄色く塗られたピン札、現場に散乱する真新しい五十本の煙草。曖昧な目撃情報、続出する怪しい容疑者、奇怪な噂が絶えない核燃料製造会社…。そしてついに白昼堂々、“ゴーグル男”が出現した。 

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いやもう、島田荘司としか言いようのない作品。途中に挿入される話は相変わらず真相とは関係ないがぐいぐい読ませる。原発事故を経験した日本人ならなんとも憤りたくなる挿話。しかし、それはやっぱり真相とは関係ないんだよね。

 

しかし、それでもゴーグル男の謎解きは意外。確かにこの状況ならゴーグルをつけるかもなぁ。犯人がどこにでもいそうな人間だったり、被害者がしょうも無い性格だったり。ありがちな人間なのも納得に寄与してるんだろうなぁ。

 

でも挿話の方が面白いんだよなぁ。