最後から二番目の真実

主にミステリの感想

人間の尊厳と800メートル -深水黎一郎

人間の尊厳と八〇〇メートル

人間の尊厳と八〇〇メートル

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このこぢんまりとした酒場に入ったのは、偶々のことだ。そこで初対面の男に話しかけられたのも、偶然のなせるわざ。そして、異様な“賭け”を持ちかけられたのも―。あまりにも意外な結末が待ち受ける、一夜の密室劇を描いた表題作ほか、極北の国々を旅する日本人青年が遭遇した二つの美しい謎「北欧二題」など、本格の気鋭が腕を揮ったバラエティ豊かな短編ミステリの饗宴。第六十四回日本推理作家協会賞受賞作を含む、五つの謎物語。 

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・人間の尊厳と800メートル

確率に反発してこその人間、との発言は思わず納得してしまう。そして、それを実現してしまう3人目の人物にも尊敬を感じる。不可能へ挑戦する心がやっぱり人間なのかもなぁ。

 

 ・北欧二題

硬貨が人物証明になるような人って、いやぁ面白い。こういった庶民的なところが北欧っぽい感じ。日本人で北欧を旅し、ましてやその地の王様を知っている人は少ないだろうけど、でも面白い。

 

・蜜月旅行

いや、結構この主人公のような性格だよ、自分。でもまぁうんちくやその地の庶民がするような所に行くよりも、パック旅行のようなありがちさもいいですね。