最後から二番目の真実

主にミステリの感想

特捜部Q Pからのメッセージ -ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田薫、福田美穂子訳

特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

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「特捜部Q」――未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。今回「Q」のカール・マーク警部補と奇人アサドのコンビが挑むのは、海辺に流れ着いたボトルメールの謎。瓶から取り出された手紙の冒頭には「助けて」との悲痛な叫びが。書き手の名前の頭文字はP。しかし、手紙の損傷は激しく、内容の完全な買得は難航した。Pはどうやら誘拐されたようなのだが……。過去の記録に該当する事件は見当たらない。北欧を代表するミステリ賞「ガラスの鍵」賞に輝く著者の最高傑作。人気の警察小説シリーズの第三弾

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今までとは違い、犯人を主軸に物語は描かれていく。日常作業のように殺人を犯す犯人は、その被害者の選定理由もどこかスーパーで野菜を選ぶかのような真剣さがある。野菜と同列に殺す人を決める異常さと冷静な人格。

 

カールはハーディの介護を始め、憎まれ口をたたくいい人っぷりが加速し、アサドはやっぱり裏がありそうで、シリーズを繋ぐ新展開にも期待が高まる。

 

新刊が楽しみだ。