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最後から二番目の真実

主にミステリの感想

謝罪代行社 -ゾラン・ドヴェンカー 小津薫訳

謝罪代行社(ハヤカワ・ミステリ1850) (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

謝罪代行社(ハヤカワ・ミステリ1850) (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

ハヤカワ・ミステリ・リニューアル1周年&ハヤカワ・ミステリ文庫創刊35周年記念作品。ドイツ推理作家協会賞受賞作。ハヤカワ文庫と同時発売。 失業したクリスら四人の若い男女は、依頼人に代わって謝罪する仕事を始めた。ある日、彼らの一人が指定の場所に行くと、壁に磔にされた女性の死体が! 依頼人は死体に謝罪し、それを録音して送ること、死体を始末することを求めた。家族の身を守るため拒否はできなかった。やがてさらに不可解な事件が起き、彼らを悲劇が襲う! ひたすら車を走らせる「わたし」とは誰か? 女性を殺した「おまえ」の正体は? 謎めいた行動をする「彼」とは? さまざまな仕掛けを施して描く驚愕のミステリ。

 

発想として、謝罪代行社って良いね。実際に謝罪する際に、「謝り上手」な人が謝罪するのと一言多かったりする人が謝るのとでは印象やその後の対応って変わるんだろうし。で、謝られる側からすると謝ってる人が実際にその会社のお偉いさんなのかどうかって分からないしね。

 

それはともかく、発想からして良い感じの作品だが読み進めると更に好感触。「以前に起きたこと」、「以後に起きたこと」、 「あいだで起きたこと」、「現場にいなかった男」の章立てが凝っていて中々全容をつかませない。

 

出来事の構図が気になってページを繰る手が止まらない。殺人犯と謝罪代行社の面々との関係性。

 

うならされるね。