最後から二番目の真実

主にミステリの感想

人外境ロマンス -北山猛邦

 

人外境ロマンス (単行本)

人外境ロマンス (単行本)

 

 何もかも理想通りで、身悶えするほどキュートな恋人。でも、彼の仕事ってなんだろう???(「かわいい狙撃手」)冬のある日、その密室から、彼女はどうやって抜け出したのか。(「つめたい転校生」)大切な人を亡くした弓子が、山奥の旅館で出会ったのは―。(「うるさい双子」)さみしい少年時代に出会ったたったひとりの友達は、人を殺す妖怪だった。(「いとしいくねくね」)名探偵コンビは、冷徹なエリート刑事と…ピンクの薔薇!?(「はかない薔薇」)―最後のお話は、ないしょ、ないしょ。(「ちいさいピアニスト」)人間とあやかしたちの恋は謎的&詩的!新本格界のプリンスが贈る、不思議でせつない連作ミステリ!

 ミステリ的な構造の恋愛小説。どれも甘い。甘すぎて胸焼け起こすレベル。こういったミステリを絡めた小説を書くと北山氏は非常に上手いね。

 

ベストは「いとしいくねくね」。落ちが悲しいけど面白い。