最後から二番目の真実

主にミステリの感想

ブラウン神父の童心 -J・K・チェスタトン

 

ブラウン神父の童心 (創元推理文庫)

ブラウン神父の童心 (創元推理文庫)

 

 奇想天外なトリック、痛烈な諷刺とユーモア、独特の逆説と警句、全五冊におよぶ色彩ゆたかなブラウン神父譚は、シャーロック・ホームズものと双璧をなす短編推理小説の宝庫で、作者チェスタトンのトリック創案率は古今随一だ。まんまるい顔、不格好で小柄なからだ、大きな黒い帽子とこうもり傘の神父探偵の推理は常に読者の意表をつく。

  名作を読んでみよう、と買った1冊。有名な「木を隠すなら森の中」の一文を読めただけでも価値ある読書でした。

 

 ブラウン神父デビューとなる「青い十字架」、2作目は意外な犯人ものの「秘密の庭」。この2作で如何にブラウン神父モノが凄いかが分かる。こりゃ凄い。本当。

 

 犯人として登場して、後に改心するフランボウも凄腕の探偵だが、それを上回るブラウン神父には感心しきり。それでいて余り印象に残るタイプでないのは丸顔で地味な格好をしているせいからかな?

 

 これは大変面白い。