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最後から二番目の真実

主にミステリの感想

五覚堂の殺人 -周木律

 

五覚堂の殺人 ~Burning Ship~ (講談社ノベルス)

五覚堂の殺人 ~Burning Ship~ (講談社ノベルス)

 

 メフィスト賞受賞シリーズ第三弾!

雪が残る山間に佇む、五角形の建物に潜む狂気!

天才・善知鳥神(うとうかみ)に呼び出された十和田只人(とわだただひと)がたどり着いたのは、『五覚堂』と呼ばれる五角形の建物だった。そこでは、つい先ほどまで、凄惨な殺人事件が起きていたという。それに巻き込まれたのは、『双孔堂』の事件を十和田とともに解決した、警視庁キャリア・宮司司(ぐうじつかさ)の妹、百合子だった。連続殺人事件の謎を解き、十和田は百合子を助け出せるのか。そして、十和田と宮司家、天才数学者たちを繋ぐ、ミッシングリンクとは!?

シリーズに隠された謎が、次々と明らかになる、衝撃の第三弾!

  実にはっきりとした新本格モノ。類似の作品が思いつくレベルのありがちさ。でも、それが楽しい。定番のお話をごく普通に書いてくれる作家さんはもう殆どいないよね、本格界隈では。どの作家さんも寡作になっていくし、売れっ子になればミステリ味薄めの短編が多くなるし。

 

 けれどもまだまだ周木氏には走って欲しい。何せまだ三作目。せめて十作くらいはポポポーンと出して欲しい。ホント、新本格らしい新本格を書く人って希少なんだから。

 

 で、作品そのものは「どこかで起きている(起きた)殺人事件を別の場所にいる名探偵が解く」というもの。探偵の関係者が巻き込まれているので速く解決することが望まれる、ってのはスピーディーな展開を生んでかなりさくっと話が進む。

 

こいつも良いね。