最後から二番目の真実

主にミステリの感想

ここに死体を捨てないでください -東川篤哉

 

ここに死体を捨てないでください! (光文社文庫)

ここに死体を捨てないでください! (光文社文庫)

 

 妹の春佳から突然かかってきた電話。それは殺人の告白だった。かわいい妹を守るため、有坂香織は事件の隠蔽を決意。廃品回収業の金髪青年を強引にまき込んで、死体の捨て場所探しを手伝わせることに。さんざんさ迷った末、山奥の水底に車ごと沈めるが、あれ?帰る車がない。二人を待つ運命は?探偵・鵜飼ら烏賊川市の面々が活躍する、超人気シリーズ第五弾。

 「謎解きはディナーのあとで」の大ヒット以降、続々と既刊文庫のカバー絵が変わっているが、正解なんじゃない?くだらないギャグの応酬で進む東川作品には漫画チックでな、特にギャグ漫画チックな絵柄がぴったりでこの無表情な感じの主役2人は良い感じ。

 

肝心なお話は概ね東川氏らしい作風と言えばまぁ間違いないかと。おっちょこちょいな姉が妹の話を聞かずに大暴走というのはやはり面白い。最後何だかんだで逮捕されてしまうのは、ギャグと現実の良い着地点でこのギャグだらけだけど、あくまで現実だというのが、東川作品の良いところ何だよなぁ。

 

 位置の良くわからない湖、発見される新しい死体、色々なピースが集まって最後かっちり嵌まる。ミステリのお手本。