最後から二番目の真実

主にミステリの感想

密室の神話 -柄刀一

 

密室の神話

密室の神話

 

 四重密室の謎を解け! 会心の書下ろし長篇

北海道の美術学校のアトリエで、男子学生の死体が発見された。だが現場は内部から幾重にも施錠され…「密室の詩人」三年ぶりの新作。

 4重の密室に、過去の密室。いくつもの密室が重層的に取り扱われるのは柄刀作品らしいと言えるだろう。ネット絡みの好奇心丸出しの野次馬が現場に来るのは、あり得るかと言うとないかと思う。ただし、現場を文字でしからない人が基本的な部分を確認する、というのは読者の立場を作品ないに具現化したモノととらえられる。そう考えるとないこともないか。

 

明かされない過去の密室(9割方見えているとしても)は気になる。

 

柄刀氏らしい作品。