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最後から二番目の真実

主にミステリの感想

あぶない叔父さん -麻耶雄嵩

 

あぶない叔父さん

あぶない叔父さん

 

 犯人はまさか、あの人!? 常識破りの結末に絶句する「探偵のいない」本格ミステリ! 四方を山と海に囲まれ、因習が残る霧ヶ町で次々と発生する奇妙な殺人事件。その謎に挑む高校生の俺は、寺の離れで何でも屋を営む人畜無害な叔父さんに相談する。毎度名推理を働かせ、穏やかに真相を解き明かす叔父さんが最後に口にする「ありえない」犯人とは! 本格ミステリ界の奇才が放つ抱腹と脱力の連作集。

  表紙からして金田一耕助を連想させる「叔父さん」が、その人の良さゆえに色々な事件に巻き込まれる、という連作。あらすじの通り、ほとんどの事件の真相を、叔父さんが何らかの形で知りそれを主人公に語るという形式なので、さくさくと話が進む。

 

途中にシリーズの「外し」が行われるけれども、どうせやるなら最終話に持って行っても良かった気はする。全体に軽く、麻耶雄嵩らしいどんでん返しや皮肉も少なく、ごく普通な感じがする。