最後から二番目の真実

主にミステリの感想

田舎にしかない教養はある

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年末も押し迫った今日この頃、もはや風物詩として定着した紅白歌合戦が楽しみです。で、やっぱり私が育った田舎なんかだと、これといった華々しい文化、風物詩ってほとんどないんですよね。劇場や映画館も行こうとすると2,3時間かかるありさまでしたし。上記リンク先の人の言うとおり、あまり演劇や映画、美術館に恵まれていなかった田舎だったんですよね。

 

 最寄りの都会である、大いなる田舎、名古屋もコンサートは名古屋飛ばしを食らい、好きなアーティストは中々来てくれなかった。漫画やアニメが好きだったけれども、名古屋市に住んでいたわけではなく、ショップが充実しているという噂の大須まで行くのも難しい。そもそも駅まで1時間かかる環境で育ったんですが、ただ、リンク先の話題と違ったのは、文化や教養にふれあえる状況がたくさんあったと言うこと。

 

 ボーイスカウトのイベントで入ってもいない私にロープの結び方やテントの張り方を教えてくれたり、夏休みは公民館で映画を見たり、田んぼの藁で遊んだり、用水路でザリガニ取りをしたり。こういった事は都会でも出来るとは思うけど、田舎でも出来たんだよね。

 

 大学時代、田舎の代表のような長野で過ごしたけれども、そこの子供達は、スキーやスノーボード、登山なんかを学校行事や普段の遊びの中で楽しんでいたし、雲を見て天気を読む事や、野菜の育て方や虫の名前、木の名前は私よりも詳しかった。こういった所は田舎にはかなわないな、と思っていた。諏訪の子供達はマラソン大会で諏訪湖の周りを一周するらしいが、それも大人になればチョットした教養だろうね。諏訪湖の距離や周りから見た景色を体感して話せるってのは財産だよ。

 遊びだけでなく、大人達が行う、狩猟や漁なんかを子供の時に好き嫌いはあるにしろ知ることが出来る、これはアドバンテージだ。でも上記リンク先では、これらは教養ではないのか、と思うとちょっと憤慨する。都会では1時間では到達できない教養だと思うよ、本当に。

 

 とはいえ、人が欲しい文化や教養とそこにある文化/教養にアンマッチってのはあるから、そういうことが言いたいのかとも思う。けど、それでも都会でアンマッチに悩む子供も多いんじゃないかな。ウィンタースポーツが好きな都会っ子は田舎の子をうらやむと思うね。

 何をしたら良いかと考えるんだけど、そんなにやれることはないと思う。たとえば、今生きている子供達のアンマッチ解消のために動いたりとか。図書館の充実を図りたい自治体にふるさと納税する、とかね。